踏まれても強く香る、大地のリンゴ。
学名:Chamaemelum nobile
味と香り:ジャーマンよりも濃厚で、青リンゴに近いフルーティーな香りが強く漂います。お茶にするとジャーマンより少し苦味が出るため、香りを楽しむ用途に向いています。
【植物学的解説】
ジャーマン種との最大の違いは「多年草」であること。地面を這うように広がるため「香る芝生」としても利用されます。また、ジャーマンの花床(中心の黄色い部分)は空洞ですが、ローマンは中身が詰まっている点で見分けられます。
【主要成分】
アンゲリカ酸エステル:高い鎮静作用、抗痙攣作用。
カマズレン(精油に含まれる):抗炎症作用。
苦味配糖体:消化促進。
【おすすめの活用法】
ポプリ・サシェ: 花だけでなく葉も強く香るため、乾燥させて枕元に置くと安眠を誘います。
ハーブバス・足浴: 疲労が溜まっている時や、心の緊張を解きほぐしたい時に。
スキンケア: 蒸留水(芳香蒸留水)は、赤ちゃんのスキンケアにも使えるほど穏やかと言われています。
【収穫・保存】
5月〜7月の開花期に、花を一つずつ摘み取ります。多年草なので、収穫後に切り戻すと株が蒸れずに夏を越せます。花が崩れやすいため、乾燥させる際は重ならないように広げて、風通しの良い日陰で仕上げます。
【使用上の注意】
キク科アレルギーの方は注意。ジャーマン同様、妊娠中の方は多量摂取を控えてください。
