ゴツコラ（ツボクサ）

学名

Centella asiatica

ゴツコラの歴史

ゴツコラはインドやスリランカをはじめとするアジア一帯に自生するセリ科の多年草で、日本では「ツボクサ」としても知られています。インド伝統医学アーユルヴェーダでは「ブラフミー」とも呼ばれ、数千年前から「若返りのハーブ」「記憶力を高める草」として重宝されてきました。
中国でも「積雪草」として利用され、明の時代の本草書には「寿命を延ばす草」として記されています。スリランカには「象はゴツコラを常食するから長寿である」という言い伝えも残っています。

ゴツコラのストーリー

• 仙人のハーブ：中国では「仙人は毎日ゴツコラを食べて数百歳まで生きた」という逸話が語られています。
• 学僧の愛用：インドの修行僧は、瞑想前にゴツコラを口にして精神を澄ませ、集中力を高めたと伝えられています。
• アジア各地の民間利用：タイでは生ジュースとして飲まれ、スリランカではサラダや薬用として日常的に摂取されています。

ゴツコラの利用法

• ハーブティー：ほのかに青草の香りがし、心身を落ち着けるお茶。集中力を高めたい時やリラックスに。
• 芳香蒸留水（フローラルウォーター）：肌の回復を助け、化粧水やパックに利用。アーユルヴェーダでは美肌のハーブとしても知られます。
• 料理・民間食：アジアではサラダやスープ、ジュースとして食用にされ、日常的に親しまれています。

ゴツコラの効能

• ハーブティー
  • 集中力・記憶力：心を澄ませ、学習や瞑想を助ける
  • リラックス：神経を落ち着け、ストレス緩和に
  • 健康維持：抗酸化作用で体を整える
• 芳香蒸留水
  • 美肌効果：肌の再生を助け、透明感を与える
  • 鎮静作用：敏感肌の赤みやかゆみを落ち着かせる
  • エイジングケア：ポリフェノールやサポニンによる抗酸化作用